「嫌な人への怒りが止まらない」心と体では何が起きているの🧠?


① 嫌な人を思い出すと止まらない怒り


「仕事で言われた一言が、帰ってからも頭をぐるぐる回る」

「寝る前にふと思い出して、胸がザワザワして眠れなくなる」

「相手の顔を思い出すだけでイライラして、肩に力が入ってしまう」

このような経験は、誰にでもありますよね…(/ω\)


一度生まれた怒りがずっと収まらないとき、

「私って心が狭いのかな…」と、自分を責めてしまう方もいます。

でもそれは性格のせいではなく、 心と体の仕組みがそうさせているのです。




② 中医学から見る「怒り」


中医学では、五臓と感情には深い結びつきがあると考えます。

その中で「怒り」は「肝」と関係が深い感情です。


肝は、体の中の「気(エネルギー)」の流れをスムーズに保つ役割を持っています。

しかし強い怒りが続くと、この流れが滞ってしまい(肝気鬱結)、心身に不調があらわれます。


・胸や喉のつかえ感

・頭痛や肩こり

・イライラや不眠

・生理不順や胃腸の不調


たとえば、職場での小さな衝突や、家族の何気ない一言。

そのたびに「カッ」となると、夜になっても頭が冴えて眠れなくなったり、翌朝も肩が張って体が重く感じたり…。

さらに長引けば、肝の火が上にのぼる「肝火上炎」となり、顔のほてりや動悸、血圧上昇につながることもあります。

つまり、怒りは「肝の気をせき止め、体をこわばらせている状態」なのです。




③ 心理学から見る「怒り」


心理学では、怒りは「二次感情」と呼ばれます。

怒りの奥には、本当の一次感情が隠れているのです。


「あんな言い方をされて、傷ついた」ー傷つけられた悲しみ

「本当は認めてもらいたかった」ー理解されなかった孤独感

「大切にされていない気がした」ー尊重されなかった悔しさ


これらが処理されないまま、表面に「怒り」として出てしまいます。

だから、相手を思い出すたびに再燃するのは当然のこと。

心の奥でまだ悲しみや不安がくすぶっているからです。


「どうしてあの人に、あんなに反応してしまうんだろう?」

それは、自分の心の奥にある【怒りの記憶】が刺激されているのかもしれません。




④ 心と体にやさしいセルフケア


怒りをしずめるには、無理に抑え込むより「流れをつくる」ことが大切です。


🌿中医学のケア

・吐く息を長く意識した呼吸(ため息も自然なセルフケア)

・デスクワークの合間に体側を伸ばすストレッチ

・柑橘系やカモミールの香りで心をゆるめる

・夕食にセロリ入りスープ、ミントティーで体の熱を鎮める


🧠心理学のケア

・帰宅後、ノートに「私は〇〇と言われて、△△と感じた」と書き出す

・鏡に向かって「悲しかったよね」「私は大切な存在だよ」と声をかける

・怒りを感じたら、その場を一度離れて深呼吸


ちょっとした習慣が、心身の滞りを解放してくれます。




⑤ 怒りは悪者ではなく、メッセンジャー


怒りは決して悪者ではありません。

「心と体に流れが滞っているよ」と知らせてくれるメッセンジャーです。


だから「怒ってはいけない」と自分を責める必要はありません。

むしろ怒りは「本当は私はどう感じていたの?」と、自分の心に耳を傾けるチャンス。




⑥ エアミーサロンからのメッセージ 


🌿怒りや不調で硬くなった心と体を、アロマや経絡ケアでそっとゆるめてあげませんか?


「話すだけで、心がすっと軽くなった」

「香りに包まれて眠ってしまった」

有難いことに、そのようなお声を沢山いただいています。


安心して気持ちを話すことで、心の流れがやわらかく戻っていくこともあります。

あなたの心身が軽やかに巡り出す時間を、エアミーサロンでお手伝いできたら嬉しいです🌱 


0コメント

  • 1000 / 1000