🌙夏の不眠に悩むあなたへ
夜が暑くて眠れない(+_+)
クーラーをつけたまま寝ても、朝からだるいし、日中はイライラしてしまう…。
最近、不眠のお悩みを伺うことがとても増えてきました。
眠れないことで、さらに疲れが抜けず、やる気も出ない。
実はその原因、「夜」だけにあるわけではないのです。
中医学では「睡眠は日中の過ごし方に大きく左右される」と考えます。
つまり、夜ぐっすり眠るためには、日中にどんな過ごし方をしているかがカギになります。
そして、夏の不眠やイライラには、
「体に熱がこもっていること」が大きく関係していることも多いのです。
🍉中医学から見る「夏の不眠」の正体
中医学でいう「不眠」は、
心(しん)・肝(かん)・腎(じん)のバランスが崩れ、
“熱”が心神をかき乱すことで起こるとされます。
特に夏は外気の熱+体内の熱が重なり、
「のぼせ」「イライラ」「焦燥感」「動悸」などが増えることで、
心が落ち着かず、眠りにくくなるのです。
🥗中医学の食養生:体の熱を鎮める食材
日中に食べるもので、体の熱を冷まし、夜の眠りを助けることができます。
中医学的におすすめの【“涼性”の食材】をご紹介します。
☆ スイカ
→ 夏の定番。体の余分な熱や水分(むくみ)を排出してくれる「清熱利水」食材。
☆ レタス
→ 「養心安神」の効果があり、気持ちを落ち着けてくれます。生でも、スープでも◎。
☆ ゴーヤ
→ 「苦味」は熱を冷まし、肝の働きを助ける。イライラしやすい人におすすめ。
☆ セロリ
→ 肝を整え、気の巡りをスムーズに。ストレス性の不眠にも。
☆ 蕎麦
→ 「清熱解毒」の力があり、体にこもった熱を冷ましてくれます。
☆ 豆腐
→ 胃腸にやさしく、熱を取る。夕食におすすめのタンパク源。
☆ 緑茶
→ 熱を鎮めるけれど、冷やしすぎないよう注意。昼間に飲むのがおすすめ。
📍眠りを助ける「ツボ」ケア
◆【あもん(瘂門)】
後頭部の中央、ぼんのくぼ(風府)のすぐ下。
頭の重さでゆっくり指圧することで、脳の興奮を鎮め、入眠を助けます。
→「ほんのくぼをほぐして、安眠に導く」ポイント。
◆【天柱(てんちゅう)】
うなじの両脇、太い筋の外側で、髪の生え際付近。
副交感神経にアプローチし、精神疲労や早朝覚醒の緩和にも有効です。
→ 入浴後や就寝前、温めた指先で数秒ずつ優しく押してみてください。
🧠深い眠り=ノンレム睡眠とは?
睡眠には2種類あり、
・夢を見る「レム睡眠」:脳は活動中、体はお休み
・ぐっすり眠る「ノンレム睡眠」:脳も体もお休み中
とくにこの「ノンレム睡眠」中に、身体は修復と回復を行っています。
眠れているはずなのに疲れが取れない人は、この深い眠りが足りていない可能性も。
🌞ノンレム睡眠を深くするには、日中のリズムが鍵
睡眠は「日中の過ごし方」でほぼ決まります。
☀ 朝、太陽の光を浴びる(体内時計のリセット)
🥗 夕方までにしっかり食事をとる
🚶♀️ 日中、軽く体を動かす(散歩、ストレッチ)
📵 夜は脳を刺激するスマホ・TVの使用を控える
🛁 お風呂はぬるめのお湯で、副交感神経にスイッチ
この積み重ねが、 「イライラや焦り」を手放せる心と、
「ぐっすり眠れる体」を育ててくれます。
💡元気な人ほど気づかない「隠れ熱」に注意
「私は元気だから大丈夫」と思っていても、
中には“熱がこもっているだけ”の状態の人も少なくありません。
✔ なぜか最近イライラしやすい
✔ 夜になると落ち着かない
✔ 眠りが浅く、夢ばかり見る
そんな方こそ、「眠り」を見直すチャンスかもしれません。
🌿まとめ
眠れない夜は、「がんばるべき」と思うより、
まず体にたまった熱やストレスを“手放してあげること”。
スイカ一切れ、首元のツボ押し、スマホを置いて空を見上げる…🌙
そんなささやかな暮らしの工夫が、
明日のあなたの「笑顔と元気」につながります😊
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