“毎日だるい…疲れが取れない”あなたへ。 自律神経を整える、3つの小さな習慣
◆「だるさ」は怠けじゃない。不安が前提の時代を生きる、私たちへ
朝の通勤電車。
スマホを握りしめ、ニュースアプリで流れる物価上昇の見出しにため息。
その隣では、学生服の子が静かにSNSをスクロールしながらうつむいている。
その光景に、ふと違和感を覚えること、ありませんか?
「なんでこんなに、みんな疲れて見えるんだろう…」
それはきっと、
私たちは、“常に緊張状態”の中で生きているからではないかと思うのです。
大人は、将来の不安や社会の変化に押し流されそうになり、
子どもは、SNSの世界に“ちゃんと馴染まなきゃ”と心を張りつめている。
そんな時代に「なんだか毎日しんどい」と感じるのは、自然なことなのかもしれません。
それが、自律神経の乱れや「だるさ」「眠れない」といった不調に
つながっているとしたら…
できていないことを責めて、補うものばかり探すより、
まずは、体の声をやさしく聴くことから始めてみませんか?
◆腸から生まれる“幸せホルモン”セロトニン
突然ですが、皆さんの【腸】は元気ですか?
表情が暗く、あまり元気がない方は、腸の調子が悪いことが多いのです。
実際、うつ病の方は、便秘や下痢が多いというデータもあり、
心の健康と腸内環境は密接なつながりがあると考えられています。
人間の情緒に影響するホルモンであるセロトニンは、
心の安定や睡眠リズムに関係する“幸せホルモン”とも呼ばれています。
実は、セロトニンの90%以上が腸管でつくられているんです。
つまり、腸内環境が整えば、セロトニンがうまく働き、
結果的に自律神経も整いやすくなるというしくみ。
だからこそ「腸を整えること」が、心と体のバランスを取り戻すカギになります。
◆今すぐできる!自律神経を整える3つの方法
① 食事で整える:腸がよろこぶものを食べよう
バナナ・大豆製品・雑穀・ごま、
どれも身近で、トリプトファン(セロトニンの材料)を多く含む食品です。
朝ごはんやおやつに、ほんの少し取り入れるだけでも◎
② 光で整える:朝の太陽を浴びて、体内時計リセット
朝の光を浴びると、脳内の神経からセロトニンが分泌されます。
カーテンを開けて、5分間の日光浴がおすすめ。気持ちいい深呼吸の時間を。
ベランダでも、玄関先でも、まずは外の光を感じてみましょう。
③ ゆらぎで整える:がんばらない時間に“意味”を与える
スマホやSNSは便利だけど、情報はいつも鮮やかで速すぎる。
そんな世界で、心を緩めるのは「ゆらぎ」のある時間です。
・木のそよ風の音に耳を澄ます
・香りを吸い込んで目を閉じる
・空をただ見上げる
「何もしない」時間こそ、
今の時代に必要な“回復の習慣”。
副交感神経が優位になり、心の緊張をほどいてくれます。
◆不安が“当たり前”な今、わたしたちができる小さな革命
「ちゃんとしなきゃ」
「もっと頑張らなきゃ」
その言葉で、心がギュッと縮こまっているとしたら、
今こそ“ゆるめる”選択をしてみてください。
日常の忙しさに身を任せ過ぎず、
静けさや自然のリズムに意識を戻すこと。
腸を整え、セロトニンを育み、自律神経が整っていく。
その連鎖は、あなたの内側からやさしい変化を生んでいきます。
🌱まとめ
不安が隣り合わせの日常の中で、
「整える」ことは、決して特別なことではありません。
ちいさな一歩…
それは、バナナ1本から、朝の光1分から、風の音を聴く数秒から。
今日も、あなたがあなたのままでいられるように。
そんな時間をできることから、そっと生活に取り入れてみてください🌿
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