夏バテの陰に“心のオーバーヒート”。頑張り屋さんほど注意したい体のサイン
🌞心が頑張りすぎる夏に。
ゆるめることを、自分にゆるして。
夏は、太陽のエネルギーが満ちる季節。
中医学では「心(しん)」の季節とされ、 心が一番活発に働くときです。
でも・・・
その活発さが、知らず知らずのうちに
“オーバーヒート”になってしまうこともあるんです。
たとえば、こんなサインが出ていたら…
・つい頑張りすぎて、気づけばヘトヘト
・夢ばかり見て眠りが浅い
・物忘れが多くなった
・汗が止まらない、あるいはほとんど出ない
・舌の先が赤い、ろれつが回らない
・のぼせる、赤ら顔、気持ちが不安定…
どれも、「心」が疲れていたり、熱がこもっているサインかもしれません。
中医学では「心」は、思考や記憶、睡眠、
そして血の巡りにも深く関わっています。
その心に、夏のエネルギーが重なることで、
心身のバランスが崩れやすくなるのです。
そしてそれは、
いわゆる“夏バテ”として現れることも。
体がだるくて動けない、何もやる気が出ない、
そんな状態になってから、気づく人も多いのです。
だからこそ、「心をゆるめる」夏の過ごし方を。
・スケジュールを詰めすぎない、間をつくる
・冷たすぎるものは控え、お腹を温める食事を少しずつ
・消化に負担をかけない食事(鶏肉、カボチャ、サツマイモなど)を心掛ける
・苦味のある夏野菜(ゴーヤ、セロリ、ピーマンなど)で熱を冷ます
・深呼吸、アロマ、静かな音楽で「五感をゆるめる」時間をもつ
・夜はスマホを置いて、早めの入眠を
上記に挙げたようなことも、がんばり続けるより、
ほんの少しゆるめた方が、巡りがよくなることもあります。
心も、からだも、優しく、ゆっくりで大丈夫です。
最後に
頑張り屋さんほど、自分の心のオーバーヒートに気づきません。
「まだ大丈夫」「これくらい平気」と思いがちです。
でも、限界はいつも、静かにやってきます。
ゆるめることは、弱さじゃない。
自分を守る、知恵と優しさです。
この夏は、
誰かのためにではなく、
“自分のために” ゆるめる時間を作ってみませんか。
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