その関節痛、リウマチ?季節のせい?専門家が教える違いと中医学ケア
はじめに
40代~60代の方に増えている【関節の痛み】【こわばり】。
「これってリウマチ?」「それとも季節のせい?」「何をすればいいのかわからない…」
そんな不安な声をサロンでもよく耳にします。
私は中医学養生の専門家として、病院の受診が必要なケースと、日々の養生やセルフケアで楽になるケースとを見極めることがとても大切だと感じています。
今回は「関節リウマチ」と「季節性の関節痛」の違いをわかりやすく整理し、中医学の視点からのセルフケアもご紹介します。
どうぞ最後までお読みいただき、ご自身のケアに役立ててください🌸
関節リウマチとは?
関節リウマチは自己免疫疾患のひとつ。
本来はウイルスや細菌から体を守ってくれるはずの免疫システムが、自分の関節内の「滑膜」という組織を攻撃してしまい、炎症を起こします。
主な特徴:
✅ 朝、手足のこわばりが30分~1時間以上続く
✅ 関節が腫れて熱っぽくなる
✅ 動かすと痛みや違和感が強い
✅ 放置すると関節の変形・破壊につながる
関節リウマチは早期発見・治療がとても大切な疾患です。
もし疑いがある場合は、まずは医療機関を受診しましょう。
梅雨時の関節痛とは?
一方で「季節の変わり目になると、関節が痛む」という方もとても多いものです。
特に梅雨や台風の時期に多くみられるのが「湿邪(しつじゃ)」が原因となる関節痛です。
湿邪とは、中医学で“体内に余分な湿気がたまり、気血の巡りを妨げるもの”と考えられています。
✅ 気圧の低下+湿気 → 関節の巡りが悪くなる
✅ 古傷や冷えている部分に出やすい
✅ 動かすとラクになることもある
✅ 季節が過ぎると自然に和らぐケースも
見分けのポイント
🌿朝のこわばり
→ リウマチ:30分以上続く
→ 梅雨の痛み:短時間で和らぐ
🌿 関節の腫れ
→ リウマチ:明らかな腫れ
→ 梅雨の痛み:目立たない
🌿 痛みの感じ方
→ リウマチ:動かしてもつらい
→ 梅雨の痛み:動かすとラクに
🌿 きっかけ
→ リウマチ:免疫異常
→ 梅雨の痛み:気圧・湿度・冷え
🌿 ケア方法
→ リウマチ:医療機関受診
→ 梅雨の痛み:温活・巡りケア
中医学的セルフケア
もし「季節性の関節痛かな?」と感じたら、日々の養生がとても効果的です✨
🥣 食養生
はと麦茶:体にたまった湿気を追い出す
とうもろこしのひげ茶:利尿作用で巡りUP
黒豆・しょうが・陳皮(みかんの皮)で体を温める
🌿 温めケア
足三里・三陰交にお灸
温湿布や入浴でじんわり温める
体を冷やす飲食は控える
🚶♀️ 日々の過ごし方
締め付けない服装で過ごし巡りを妨げない
朝晩の冷えに注意して“三首”を冷やさない
気圧の変化が大きい日はゆったりとした気持ちで過ごす
おわりに
関節痛の背景はひとつではありません。
季節や体質によるものもあれば、しっかり医療の力が必要なものもあります。
「もしかして?」と気になる方は、ひとりで悩まずお気軽にご相談ください。
エアミーサロンでは、中医学の知恵を活かしたケアやアドバイスをご用意しています。
関節の痛みと上手に付き合い、快適にお過ごしいただけますようにサポートします。ギリギリまで頑張ってしまう方ほど、つらい症状を抱えることもあります。
まずは“頼ってみる”から始めませんか✨いつでも扉を開けてお待ちしております。
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