梅雨はつらいよ~やる気ゼロでも大丈夫。心とからだをゆるめる処方箋~
こんにちは。みなさん、お元気ですか?
…なんて言ってみたものの、
梅雨の時期に「元気です!」って胸を張って言える人は、本当に少ないと思います。
低気圧、長雨、湿気、そして気温差。 「なんとなく不調」が起こる原因のオンパレード。
頭が重い、片頭痛、めまい、体がだるい、眠い、やる気出ない、関節が痛い…
すべて挙げたらキリがないほど出てきますね。
体が重いから、作業効率が落ちる、やることは増えて、気持ちはいつもモヤモヤ。
ええ、わかります。私もです。
東洋医学でいう「脾」は梅雨が苦手
実はこの梅雨の時期、
東洋医学では「脾(ひ)」が弱りやすいといわれています。
脾といっても、臓器の「脾臓」だけではなく、
「消化・吸収・運搬」と「思うこと(思慮)」
を担当するエネルギーのことを指します。
湿気の多い季節は、脾の働きが落ちやすく、
・食欲が落ちる
・胃腸の調子が悪くなる
・体が重だるくなる
・思い悩みがちになる
といった症状が出やすくなるのです。
体がしんどいと心もしんどくなるし、
心がしんどいと体まで不調になるし、
まさにダブルパンチ。
しかもこの時期は、
仕事や家のことも忙しくなりますから、
逃げ場なしですよね。
「つらいよね」って気持ちを共有するだけで、ちょっと救われる
「こんな自分、だめだなぁ」と思わなくて大丈夫です。
不調を感じてるのは、あなたのせいじゃなくて、この季節のせいです。
だって梅雨は、ほんとにつらいですもん( ;∀;)
そんな時期は、がんばるより、ゆるめること。
やらなきゃいけないこと全部できなくたっていいし、ちょっと手抜きしたって、全然OK。
それから、つらい気持ちを吐き出すことも大事。
話してみると、案外同じ悩みを抱えている人はいるものです。
共有することは、自分自身だけではなく、
相手の気持ちを救うことにもなります。
では、「脾」をいたわるには?
東洋医学では、脾を元気にするにはこんなことが大切だといわれています。
・甘すぎない自然な甘み(かぼちゃ・さつまいも・米など)を摂る
・冷たいものを控えて、温かいものを口にする
・湿気を追い出す食材(はとむぎ、豆類、しょうが、紫蘇)をとりいれる
・ゆっくりよく噛む(脾は「口」にもつながっています)
・考えすぎない
・やることリストに「ぼーっとする時間」も加える
あと、アロマやお灸などもおすすめ。
柑橘系の香りで気の巡りをよくしたり、
ツボを温めて胃腸の働きを助けてあげると、
じわ〜っと心がほどけてきます。
自分を責めるのは、もうおしまい
不調な自分を責めてしまう人ほど、
ちゃんとがんばってきた人。
だからこそ、「つらい」って感じたら、
いったん止まり、その場で深呼吸してみてください。
「今、自分の気持ちを大事にできてるかな」って。
それだけで、ちょっと優しい気持ちが戻ってきます。
梅雨はつらいよ。ホントに。
でもね、いつもがんばり過ぎる自分に、
やさしくできるチャンスかもしれません。
心と体はいつもセット。
だからこそ、どっちも置いてきぼりにしないように。
この梅雨を、なんとか乗りきりましょう、一緒に🌿
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