50代からの“原因不明のめまい”は体のSOSかも ~不安になる前に知っておきたい10のケア~
「健康には自信がある。家族のため、周りのため、まだまだ元気でいたい。」
そう思って過ごしていたある日、目が覚めると…めまい、吐き気、頭痛。起き上がることもやっとで、「何か大きな病気なのかも?」と不安を抱えながら病院へ行ったものの、検査結果は異常なし。
少し安心する反面、「じゃあ、この不調は何だったんだろう?」と
不安はむしろ大きくなっていく…。
実は、このようなお声をサロンでもよく耳にします。
健康診断では見つからない、けれど確かに存在する「日常生活に影響するほどの不調」。
それは、心と体のバランスが崩れかけているサインかもしれません。
【“真面目な人ほどなりやすい”不調とは】
めまいの原因は様々ですが、特に近年増えているのが、自律神経の乱れやメニエール病など。
その背景には、共通する傾向があります:
・40〜60代の女性に多い
・真面目で几帳面、責任感が強く、つい無理をしてしまう
・疲労やストレスの蓄積、睡眠不足が慢性化しやすい
・内耳のむくみによる「内リンパ水腫(内耳の水の流れ悪くなり、内耳の働きが異常をきたして、めまいが生じること)」も一因になることも
「真面目で頑張り屋さんほど、体の声を聞き逃しやすい」
常に周りを優先して、自分を後回しにするあなただからこそ、「頑張る前に整える習慣」が必要なのです。
【病院に行く前にできる10のこと】
東洋医学や自然療法の視点から、
今すぐできる、かつ確かなセルフケアを10のポイントにまとめました。
1. 耳まわりのツボ押し
翳風(えいふう)ー乳様突起下端と下顎枝の間のスポッと指が入るところ。
聴宮(ちょうきゅう)ー口をわずかに開けたとき、耳下と下顎骨との間あるくぼみ。
など、内耳の巡りを整えるツボを優しく刺激。
2. 腹式呼吸
お腹をふくらませながらゆっくり息を吐く。副交感神経を優位に。
3. アロマセラピー
グレープフルーツやベルガモットなど、過緊張をやわらげる香りを。
4. 首や肩まわりを温める
ホットタオルや湯たんぽで血流を促し、頭や耳への巡りをサポート。
5. 耳まわりストレッチ
耳を軽く引っぱったり、くるくるまわしたりするだけで自律神経にアプローチ。
6. カフェインの見直し
コーヒー・緑茶などの摂取時間は午前中に、午後は神経を鎮める工夫を。
7. ミネラルを意識した食事
カリウムやマグネシウムが豊富な海藻類・豆類などで体の巡りを支える。
8. 温かい汁物で胃腸を整える
冷えは内臓から。梅醤番茶や味噌汁で優しく体を温めて。
9. スマホ時間を減らす
視覚・聴覚の過刺激がめまいにつながることも。
20時以降は部屋の照明を落として、目と耳をなるべく休めましょう。
10. 「がんばらない日」を作る
予定を詰めすぎず、意識的に“ゆるめる日”をカレンダーに。
【毎日を頑張るすべてのひとへ】
“体のだるさ”を「ただの疲れ」と見過ごさず、
すぐに「何かの病気かも」と怯えすぎず、
その中間にある、“今の私を整える習慣”が未来の安心につながります。
体はいつも、あなたのためにメッセージを送っています。
それに気づいて、耳を傾けてあげること。
「私だけじゃなかったんだ」と思えた瞬間がスタート、日常から整える一歩が、きっと始まります。
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