「じわっと汗ばむ首元に、ふとよぎる“更年期”の不安。そんな時こそ、心と体の声に耳を澄ませて」 ~他人優先で頑張り続けてきたあなたへ~
はじめに:その汗、気になっていませんか?
「最近、首にじわっと汗がにじむことが増えた…」
「もしかして、これが“更年期”の始まり?」
そんな風に不安を抱えている方が、私のサロンにも多くいらっしゃいます。
特に、40代半ばを過ぎた頃から変化を感じやすくなるこの時期。
でもその背景には、長年「他人優先」で頑張り続けてきた心と体のサインが現れているのかもしれません。
東洋医学でみる更年期の不調とは?
東洋医学では、更年期の不調は「腎」と「肝」のバランスの乱れと関係が深いと考えられています。
「腎」:ホルモンやエネルギーの根本を蓄える「生命の貯蔵庫」。年齢とともに腎の力が弱くなることで、汗の調整や体温のバランスが崩れやすくなります。
「肝」:気や血の流れを調整し、感情にも関わる臓腑。イライラやほてり、突然の汗は、肝の「熱」がこもっているサインかもしれません。
また、東洋医学では「汗=体液の漏れ」とも捉え、必要以上に出る汗は「気虚(エネルギー不足)」や「陰虚(潤い不足)」の兆候ともいえます。
こんな方は要チェック
以下のような特徴がある方は、東洋医学的に“気”や“腎のエネルギー”が不足している可能性が高いです。
・常に周囲を優先、自分の気持ちは後回し
・人付き合いが上手で、気遣い上手
・「ごめんね」「すみません」が口癖
・眠りが浅い、日中イライラしやすい
・首や背中がほてり、汗がじわっと出る
これは、心と体が「そろそろ自分のことも大切にしましょう」と教えてくれているのかもしれません。
セルフケアのヒント:生活をちょっと整えるだけでOK
1. 食事の見直し
積極的に摂りたいもの:
・豆類、大豆製品(植物性エストロゲン) ・根菜類、芋類、雑穀などの複合炭水化物 ・適度な水分、ビタミンC・E、ハーブ(セージなど)
できるだけ控えたいもの:
・カフェイン、アルコール、糖分、塩分、辛味の強いもの ・脂っこいものや冷たい飲食物
2. ゆったりとした時間を作る
呼吸を整える、ゆるやかなストレッチ、五感を使うアロマなどで「気の巡り」をよくしてあげましょう。 特に「香り」は肝の緊張をゆるめてくれます。
巡りのアロマケア:香りで気・血・水を整える
エアミーサロンでご提案している「巡りのアロマケア」は、まさにこの時期の不調にぴったりなメニュー。
“気・血・水”の巡りを整え、本来の自分のバランスをやさしく取り戻すことを目的としています。
香りのブレンドは、体と心の状態に合わせてオーダーメイド
たとえば更年期に特有の不調には、以下のようなブレンドを用います。
肝の熱や気の滞りには:
ベルガモット、グレープフルーツ、クラリセージ
→ 気の巡りを促し、気分の波を穏やかにしてくれます。
陰虚や火照り、寝苦しさには:
カモミール・ローマン、シダーウッド・バージニア
→ 鎮静とリラックス効果で、体の内側から熱を鎮めます。
気虚・疲れやすさ・気力の低下には:
フランキンセンス、パチュリ、スイートオレンジ
→ 呼吸を深め、落ち込んだ気分を優しく支えてくれます。
これらの精油を、お一人おひとりの体調や気分にあわせて丁寧にブレンド。 施術では温熱療法やリンパケアを組み合わせて、「巡りの回復」を深くサポートしていきます。
「自分を責めない」ことも大事なケア
「まだ大丈夫」「もっと頑張らなくちゃ」
そんな風に思ってしまう優しいあなたへ。
更年期は“人生の折り返し”を知らせるサイン。頑張り屋さんこそ、自分を労わる時間をぜひ大切にしてください。
おわりに
じんわりとした汗も、体からの大切なメッセージ。
それを「怖いもの」と捉えるのではなく、「少しだけ生き方を変えるタイミング」と捉えると、心も体も軽やかになるかもしれません。
自分のための時間、自分のためのケアを始めてみませんか?
エアミーサロンは、頑張ってきたあなたが、安心して“本来の自分”に戻れる場所です。
0コメント