つらい肩こり、関節痛…長引く痛みとの向き合いかた ~すぐに解決できない時間の意味~
最近、サロンのお客様との会話の中で「炎症」という言葉を聞くことが増えました。
関節痛や膝の痛み、リウマチなど、長く続く痛みの背景には、炎症性サイトカインと呼ばれる物質が関係していることが知られています。
サイトカインとは、免疫細胞が出す情報伝達物質のようなものです。
体のどこかに炎症が起きると、
・IL-6
・TNF-α
・IL-1β
といった炎症性サイトカインが分泌され、神経を刺激することで痛みを感じやすくなります。
つまり痛みは、体が異常を知らせるための大切なサインでもあります。
慢性的な炎症はなぜ起きるのか
最近の研究では、慢性的な痛みの背景には
・ストレス
・睡眠不足
・腸内環境の乱れ
・自律神経の乱れ
などが関わることが分かってきています。
ストレスが続くと、体内ではコルチゾールというホルモンが分泌されます。
本来このホルモンは炎症を抑える働きをしますが、慢性的なストレス状態が続くと、そのバランスが崩れ、逆に炎症が起こりやすい状態になることもあります。
さらに、腸内環境の乱れも炎症性サイトカインを増やす要因になると言われています。
腸は免疫細胞の約7割が集まる場所。
そのため腸内環境が乱れると、体全体の炎症反応にも影響を与えることがあるのです。
中医学から見た「痛み」
東洋医学では昔から「不通則痛(ふつうそくつう)」=通じざれば則ち痛む
と言われています。
体の中を流れる
・気(エネルギー)
・血(血液)
・水(体液)
これらの巡りが滞ると、痛みが起こると考えられています。
特にストレスが続くと 東洋医学でいう「肝」の働きが乱れ、気の流れが滞りやすくなります。
すると
・筋肉がこわばる
・血流が悪くなる
・関節が痛む
といった状態につながることがあります。
すぐに解決できない時間
痛みのつらさは、すぐに治らないことにもあります。
現代社会は、ITの発達によってあらゆることの解決スピードが早くなりました。
調べればすぐ答えが出る。
ボタンを押せばすぐ届く。
便利になり、私たちの生活はとても豊かになりました。
その一方で、すぐに解決できない時間に向き合うことが少し難しくなっているのかもしれません。
忘れられないお客様の言葉
以前、お客様がこんなお話をしてくださいました。
昔、お母様の介護をしていた頃、病院で薬を受け取るまで長く待たなければならなかったそうです。 待合室はいつも人でいっぱいで、皆イライラした様子だったそうです。けれどそのお客様は、こうおっしゃいました。
「私はその時間が、唯一ひとりになって休める、有難い時間だったんです。」
その言葉に、私はハッとしました。同じ時間でも、それを苦痛と感じるか、休息と感じるかはその人の見方や心の在り方によって変わるのだと思いました。
体はいつもバランスを取ろうとしている
痛みを抱えている時間は、とてもつらいものです。
けれど少し視点を変えると、痛みがある場所がわかるのはそれ以外の場所が痛くないからとも言えます。
体は常に、全体のバランスを保とうとしています。
東洋医学ではこれを「中庸(ちゅうよう)」と呼びます。
どこかが弱れば、どこかが補おうとする。
私たちの体は、思っている以上に懸命にバランスを取ってくれているのです。
痛みの奥にあるもの
痛みが出るまで、頑張り続けていた自分。
堪えていた心、必死で元の状態に戻そうとしていた体(内臓)。
そうした体の働きに気づいたとき、痛みの意味は少し変わって見えることがあります。
それは「少し休んでほしい」という体からのメッセージかもしれません。
サロンでできること
私のサロンでは、
アロマの香りと効能
体を温めるケア
経絡の流れを整える施術
を通して、体が本来持っている整う力(恒常性)をサポートしていきたいと考えています。
痛みを「なくす」ことだけが目的ではなく、痛みを通して体の声に気づき、これからの心と体との向き合い方につながる時間になる。そんなサポートができたら嬉しいです。
エアミーサロンは、いつでも扉を開けてお待ちしております🌿
0コメント