寒波に負けない!東洋医学の風邪対策とホットタオル活用法

はじめに 

 風が強い日には「カゼ」が流行りやすいと感じたことはありませんか?

ここで言う「カゼ」は、単なるウイルス性の風邪ではなく、東洋医学でいう「風邪(ふうじゃ)」のことを指します。これは、風という気象現象が人体に影響を与え、頭痛、喉の痛み、鼻づまり、まぶたのむくみ、めまいなどの症状を引き起こす状態です。 


 風邪対策の基本:体を温めよう 

強い風にさらされた日は、体が冷えやすくなります。冷えは風の影響を強めるため、すぐに体を温めることが大切です。特に首肩を温めると、以下の風邪予防に効果的なツボを同時に刺激できます。

・風門(ふうもん)穴 

・風池(ふうち)穴

・風府(ふうふ)穴 

これらのツボをしっかり温めることで、体全体のバランスを整え、風邪の症状を和らげる助けになります。冷え対策と十分な休息を心がけ、体調管理に努めましょう。 


 ホットタオルで簡単セルフケア 

 ここでは、風邪予防のツボを効果的に温めるための【ホットタオルの作り方】をご紹介します。 


ホットタオルの作り方 

1. タオルの準備 

フェイスタオルを水にたっぷり浸し、しっかりと絞ります。タオルを八つ折りにし、軽く叩いてシワを伸ばします。電子レンジ対応の保存袋に入れましょう。 

 2. 電子レンジでの温め 

タオル1枚なら約2分、2枚なら約3分を目安に加熱します(レンジのワット数に合わせて調整してください)。保存袋の口は必ず開けておくことがポイントです。 

 3. タオルの取り出しと安全確認 

加熱後、タオルを取り出し、乾いたフェイスタオルで包みます。保存袋から濡れたタオルがはみ出していないか必ずチェック。はみ出していると火傷の原因になるため、注意してください。 


 ツボの場所 

 風府(ふうふ)穴 

後頭部の中央にある、骨の出っ張り(外後頭隆起)の下のくぼみ。 

風池(ふうち)穴 

風府穴から左右にたどっていった先の、くぼんだ部分。 

風門(ふうもん)穴 

第2胸椎の高さで、背骨の中央から人差し指と中指2本分だけ横にずれた位置。首の中央にある一番大きな骨(第七頸椎)と、肩甲骨の内側の出っ張りの間あたりです。 


ホットタオルの当て方 

温めたホットタオルを、上記のツボに5~10分程度当ててみてください。手が届きにくい場合は、乾いたタオルで包むときに棒状に整えると、より効果的に当てることができます。 


まとめ 

風が強い日は、体が冷えて風の影響を受けやすくなります。東洋医学の知恵を取り入れて、首や後頭部のツボを温めることで、風邪(ふうじゃ)の予防に効果的なセルフケアが可能です。ホットタオルを活用して、簡単に冷え対策を実践し、健やかな毎日を過ごしましょう! 


ホットタオル活用法いかがでしたか (^^)/

心地よく体を温めて、冷たい風に負けず快適に過ごしてみてくださいね!

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