頭はのぼせて、足先は冷えている…どうしたらいい?
《上半身はいつも熱がこもりやすく、冬でもじわじわと汗が出るのに、下半身は冷えていて、
つま先は氷のように冷たくなってしまう。》
お客様からのご相談でとても多いお悩みの一つです。
暖房をかけると温かい空気が上に行き、部屋の下は冷たい空気が溜まっていることがありますが、
実は、体の中でもこれと同じことが起こります。
体の中で温かい気は放っておくと上部に昇りますので、顔が熱くなり、頭がぼーっとしてのぼせてきます。冷やされた気は体の中の下部に溜まり、足元や足先は冷えてなかなか解消しづらい状態に…。
上半身に熱がこもっていると、不快感から冬でも冷たいものを摂取することが多くなり、結果的に下半身の冷えを悪化させることにもなりかねません。
大切なのは【体内の熱を循環させること】です。
お風呂で湯舟のお湯に浸かってもらったときの心地よさを想像すると、分かりやすいかもしれません。局所的に溜まっていた熱や冷えが循環されて全身の体温が一定に近づいた状態です。
【普段から心掛けるといい解消法】
◎座りっぱなしのときはできるだけ立って歩く。
◎かかとを上げ下げする運動。
◎鎖骨周りや肋骨周りをさすりながら深呼吸をする。
◎お腹に空気を溜めて吐く腹式呼吸を意識する。
◎ハーブティーで気を巡らす。
体の中をかき混ぜて、のぼせと冷えを同時に解消すると心地よさが長続きします♡
循環させることの大切さは、体のお話に限らないかもしれません。
心も悪い状態と良い状態のどちらか一方に意識を傾けすぎるとバランスを崩します。
どちらかが過剰な時は後から体調面に影響が出たりします。
いつでも平静を保つことを心掛けると、心も体もゆとりが生まれるのではないかと思います。
過剰なサインを感じたら、焦らず、頑張りすぎなくて大丈夫だよと、心と体に声を掛けてあげましょうね。
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