ココロのお疲れを感じている方へ
東洋医学の考えによると、夏は【ココロ=心(しん)】の働きに対応すると言われています。
心の働きは、血(けつ)を作り、それを送り出して全身に血を満たすこと。
加えて、心には「生きることへ駆り立てる原動力」の作用があるのです。
夏はエネルギーが満ち溢れ、からだもアグレッシブに活動しやすくなりますが、ふと働きが上手くいかなくなると心の安定を失い、不安感や動機が起きたり、物事を忘れっぽくなることもあります。
《心(しん)の働きと身体への影響》
◎心は舌と関係が深い⇒心の状態は舌の色や形状に現れるとされるため、心の調子が悪いときには、味覚障害や言語障害が起きることがある
◎心は汗と関係が深い⇒心の調子がよいときは、暑さや運動などで適度な汗をかき、体温の調整がスムーズにおこなわれるが、心の調子が悪いときには汗が出なかったり、反対にむやみに汗が出たりなど発汗を調整できなくなることがある
◎喜びが心の活動を促進⇒適度な喜びや笑いは心の状態を穏やかにし、血(けつ)の運行をスムーズにします 逆に悲しみの感情は心の機能を損なうことがある、また過度な笑いも悲しみを生じさせ、心の活動に悪影響をあたえることもある
【心と体はつながっている】体の何気ない症状も、心の状態を知らせる大切なサイン。
もしも今、気持ちがふさぎ込んでいたとしても、自分の思考や生き方を責めなくても大丈夫です。
まずは体を整えて、心の安定をゆっくり取り戻していきましょう。
血流を隅々にまで満たすことにより、全身に良い流れがめぐり、気持ちも良い流れにのっていく。
一日一日の小さな積み重ねが、人生のいい巡りにつながっていきますように。
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